親指シフト入力やかな入力のメリットは打鍵速度だけにあらず

タイピング

親指シフト入力やかな入力のメリットとして「ローマ字入力と違って打鍵する回数が少ないから打つのが早くなる」という内容をよく目にします。 無論、これが間違いというわけではないのですが、ここだけにとらわれすぎてはいけません。

この記事では、かな入力練習中で「入力速度が遅い……」と心が折れかかっている人にぜひとも読んでいただきたい内容にしています。

また、親指シフト入力とかな入力は厳密には別物ですが、だいたい同じようなものです。 毎回書くのも面倒なので今後出てくる「かな入力」は「親指シフト入力及びかな入力」だと思ってください。

ローマ字入力とかな入力の比較

「将来的に、かな入力を覚えたほうがいい」 僕は胸を張ってこういえます。 なぜなら、打鍵回数が少なくなることは非常に大きなメリットとなるからです。

入力比較アニメーション

こちらの入力比較アニメをご覧になっていただければ、ローマ字入力がいかに効率の悪いものなのかわかっていただけると思います。

文字数が増えれば増えるほどこの差は開いていきます。 とくにコピペで済ませられない小説や記事書きなどの文章入力をしている人間からしてみれば、この差は非常にでかいです。

一般的に、ノーマルかな入力はローマ字入力の1.2倍、親指シフト入力は1.7倍早いと言われます。 仮にローマ字入力熟練者とかな入力熟練者に同じ課題を渡して同じ制限時間内にWindowsのメモ帳に書き写ししろ! と指示を出したら、ほぼ確実にかな入力熟練者が勝利をつかむことでしょう。

ローマ字入力のほうが覚えるのが簡単ですが、キーボードでの入力は一生モノのスキル。 もし僕が誰かにパソコンを教えるとしたら、習得に時間がかかってもかな入力をオススメします。

実際に文章を書き起こす場合は?

ただし、僕がかな入力をすすめる理由は「入力速度が早くなるから」ではありません。

実際に文章を書き起こす場合は何かを書き写ししているわけではないので、頭のなかで文章を考えながら打ち込みすることになります。

果たしてこの場合も、ローマ字入力に対してかな入力が1.2倍速を保つことができるのでしょうか。 理論的な検証をおこなうことはきっと不可能です。 実験をするには「入力の際同じ文章を思い浮かべる人間A,B」がいて、かつそれぞれがローマ字入力熟練者とかな入力熟練者でなければならないからです。

なのでこれは僕の憶測でしかないですが、ほとんど同じではないかと考えています。

同速と仮定した場合

というわけで、今回の記事で語るのはどの入力方法も同速と仮定した場合のメリットです。

打鍵回数が少ないということは、ずばり疲れないということです。 職場とかでローマ字入力の人がガチャガチャ高速で打ち込んでいる音を隣で聞いていると「もしかして僕、めちゃくちゃ遅いんじゃないか」と不安になります。 しかし、ちらっとのぞき込んでみるとそうでもなかったのです。

そこで冒頭のかな入力のメリットの話に戻ります。 かな入力を学ぶにあたって注目すべき点は「ローマ字入力より早い」ことだけではなく、「ローマ字入力より疲れない」ことではないでしょうか。

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親指シフト入力を覚えることにした